「第44回全国豊かな海づくり大会」

「第44回全国豊かな海づくり大会」

天皇皇后両陛下は11月8日(土曜日)から同月9日(日曜日)に「第44回全国豊かな海づくり大会」に御臨席されるため、三重県をご訪問されました。

三重県の地域ブランドで有名なのは松阪牛・伊勢えび・真珠・あわび・的矢かきがあります。松阪牛を除けばすべて豊かな海の産物です。

そして昨日11月10日、三重県志摩市磯部町のカキ養殖業者や飲食業関係者らでつくる「的矢かき奉納委員会」は特産品の「的矢かき」を、伊勢市の内宮に奉納されました。的矢かきは臭みもなく甘みもあり、生で食べられます。

  もう一つ紹介したいのはフグです。三重県志摩市の冬の味覚「あのりフグ」は、身が引き締まり旨みたっぷり。てっさ(フグの刺身)やてっちり(フグ鍋)、唐揚げなどで食べれることができます。答志島の民宿で食べるフグ料理は最高です。

 57年前、私は伊勢市の皇学館大学入学時は、魚嫌いでした。しかし伊勢市で食べる魚は美味しくて魚好きになりました。高校時代までは大阪市内に在住していたので新鮮な魚が手に入らなかったのでしょう。

 2年間の精華寮での寮生活を終え伊勢市で下宿した時、大家さんの娘さんがお産のために実家に戻ってこられました。伊勢志摩では妊娠5ヶ月の“戌の日”にアワビの肝を食べると、「眼が大きくキレイで、健康な子供が生まれる」という言い伝えがあります。

 伊勢志摩のあわびは毎年9月ころ、神宮に奉納されます。天照大神さまが食べるものをお腹の赤ちゃんに栄養として与えるという意味もあります。大家さんから少しだけアワビのバター焼きを頂いて食べたところ美味に驚きました。

 ところで「全国豊かな海づくり大会」は全国植樹祭・国民スポーツ大会・国民文化祭と並び「四大行幸啓」の一つに位置付けられています。水産業の振興に資するために行われるイベントですが海のない内陸県で開催されたこともあります。滋賀県・岐阜県・奈良県です。「山は川を育み、川は海を育む~山・川・海の自然の恵みを未来に~」を基本理念に開催されました。三重県は今回で2回目となります。

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